中性脂肪が低いとなにがいいの?7つの利点

中性脂肪が低いとなにがいいの?7つの利点

普段から健康に気を付けている人でなくても、中性脂肪という言葉は耳にする機会が多いと思います。体についた余分な贅肉が気になりだしてはいませんか。こうした贅肉の大部分は中性脂肪と呼ばれています。皆さんの頭の中では、ついつい「中性脂肪=肥満」と思いがちですが、そもそも中性脂肪は体を動かすエネルギー源となる大切な物質です。食事などで脂質を摂取すると、体内に吸収され生命維持活動に利用されます。ですが、使いきれなかったエネルギーは中性脂肪として蓄積され、皮下脂肪になります。中性脂肪が高いと、動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳卒中といった病気の原因にもなります。また、中性脂肪は肝臓で合成されるので、多くなると肝機能が低下し肝硬変や肝臓がんに移行する可能性があるなど、血管や肝臓に関する病気になる恐れがあります。中性脂肪はエネルギーとしては私たちにとって有効なものですが、過度な中性脂肪は体に悪影響をもたらします。そういう点からも中性脂肪の数値が低いに越したことはないようですね。今日はもっと具体的に、中性脂肪の数値が低いと(正常値以内)得られるメリットについてお教えします。



 

中性脂肪が低いとなにがいいの?7つの利点

 

肝臓への負担を減らせる


食事や飲酒で摂取された炭水化物やアルコールなどを分解し、自ら脂肪を作り出す肝臓ですが、肝臓が正常に働いてくれているおかげで体内の中性脂肪の量はコントロールされています。ですが、摂取される脂肪の量があまりにも多い場合は肝臓の機能が低下し、脂肪酸の処理能力が低下してしまいます。すると、肝臓にどんどん脂肪が蓄積されて脂肪肝になってしまうのです。肝臓は沈黙の臓器と言われ、初めのうちは症状が全くありません。気づかないうちにどんどん病気が進行して、肝硬変など大変な病気になってしまうこともあります。肝臓病はアルコールを摂取することによる事が多いですが、最近では脂肪細胞の肥大による非アルコール性を発症する人も増加しているのです。中性脂肪が高いということは、肝臓に負担をかけている可能性が高いので、低い数値に抑えることで食生活による肝臓への負担を減らせます。

コレステロール値に影響を及ぼさない


血中の脂肪は中性脂肪とコレステロールが主なものです。コレステロールはホルモンや胆汁酸の成分になる物質であり、生きていくために必要なエネルギーを作る「脂質」の一種です。中性脂肪は皮下脂肪となって体温の保持や衝撃から体を守るクッションの役割をはたすなど、どちらも大切な物質で摂り過ぎても不足しても良くないということです。ですが、中性脂肪が高くなりすぎるとHDLコレステロール(善玉)を減らし、LDLコレステロール(悪玉)を増やしてしまい、様々な病気を引き起こすことがあります。このことから、中性脂肪を低い数値に保つことで、中性脂肪を起因とする病気を防ぐことができると言えます。

動脈硬化による血管の病気を防げる


中性脂肪が高いと脂質異常症という病気であると考えられます。脂質異常症とはいわゆるドロドロ血の状態で、動脈硬化の最大の原因であるといえます。動脈硬化は、血管の内側に脂肪などが付着して血管が狭くなる病気です。心臓の血管が動脈硬化を起こせば心筋梗塞などに、脳の血管が動脈硬化を起こせば脳梗塞を引き起こします。自覚症状がほとんどないので、気づかないうちに進行していることも考えられます。中性脂肪が低いということは、この脂質異常症による動脈硬化を防げるということになります。

食生活の見直しができる


中性脂肪が高くなる原因は食生活によるものが大きいと言えます。食生活の欧米化により、高脂肪・高カロリーの食事になっていませんか。食物繊維の多い野菜をたくさんとるように心がけたり、炭水化物やステーキ・揚げ物など脂っこいものも取りすぎないように注意しましょう。また、アイスクリームやケーキ、果物も取りすぎには注意です。アルコールも摂取しすぎると中性脂肪を過剰に合成するので注意が必要です。栄養バランスの良い食事を取り、中性脂肪を低い数値で保てるように頑張りましょう。

健康的な生活が送れる


暴飲暴食はしないように気を付けていてもクリスマスやお正月など、特別な時にはつい食べ過ぎてしまうことがありますね。そんな時は、余った中性脂肪を運動で消費しましょう。特に有酸素運動がお勧めです。自分に合った無理のない運動を毎日少しずつでも取り入れるようにしましょう。また、中性脂肪は睡眠時間とも大きく関わっていると言われています。女性の場合睡眠時間が6~8時間の人は中性脂肪が低く、それより短い、または長すぎる人は中性脂肪が高くなることが研究で明らかになっています。このように、中性脂肪を低く保つことを意識することで、運動を習慣づけたり良質な睡眠を心がけたりと、必然的に健康的な生活が送れるようになります。

スタイルアップできる


余った中性脂肪による余分な皮下脂肪とは、いわゆる贅肉です。バランスのとれた食生活や適度な運動、睡眠を意識することで皮下脂肪が付くことを防ぐことができ、ポッコリおなかやタプタプの二の腕といったメタボ体型とさよならできます。まずは体内の中性脂肪が消費され、それから皮下脂肪が使われるので、すぐに効果が現れるということは難しいですが、ワンサイズ下の洋服を目標に、気長にスタイルアップを目指しましょう。

適度な中性脂肪はエネルギーの貯蔵庫になる


中性脂肪は生命維持にかかせないエネルギー源です。マイナスイメージの多い中性脂肪ですが、中性脂肪がないということは体内にエネルギーが貯蔵されていないという事で、血中に糖質が不足した時にエネルギーが補えない状態であるということです。また、中性脂肪が低すぎると甲状腺や肝機能の病気が隠れている可能性があり、肌の乾燥や老化など肌トラブルを招くこともあります。これらのことから、健康を維持する上では、適正な中性脂肪値を保つことが大切なのです。

 

いかがでしたか。
中性脂肪は皮下脂肪として蓄積されることから比較的自分でも多すぎることが自覚できる物質であるといえます。食生活や運動の有無など、生活習慣が大きく影響することも明らかで、最近ではメタボリックシンドローム対策として、自治体でも健康診断などでチェックできるところも増えています。気になる時は一度検診に行ってみましょう。中性脂肪を気にしすぎるあまり過度なダイエットなどで数値が低すぎるとまた別の問題も出てくるので、バランスのとれた食生活や軽い運動などで中性脂肪を適度な数値に抑え、健康的な生活を送りましょう。

まとめ

中性脂肪が低いとなにがいいの?7つの利点

・肝臓への負担を減らせる
・コレステロール値に影響を及ぼさない
・動脈硬化による血管の病気を防げる
・食生活の見直しができる
・健康的な生活が送れる
・スタイルアップできる
・適度な中性脂肪はエネルギーの貯蔵庫になる

彩~Sai~