部署異動を勧められたとき上手に断る5つの弁論術

部署異動を勧められたとき上手に断る5つの弁論術

皆さんは部署異動を勧められたことがありますか?大企業などだと一般的に2月末くらいに告げられて、4月1日から新しい部署で働き始めることになります。異動を告げられる理由はいろいろありますが、大きく分けると会社側があなたの能力を高く買って、より頑張って欲しい場合の異動と、あなたの能力が足りないためにもっと難易度を下げた仕事をしてもらうための異動、上司と部下など人間関係に亀裂が生じた場合の異動の3つがあります。望んでいた異動なら良いのですが、望まない異動の場合、会社側の打診をどのように断ったら良いのでしょうか。会社組織の中で人事異動の拒否は原則タブーとされがちで、就業規則の中でも拒否したら懲戒処分と書かれている会社も多い世の中ですが、話し合いの中であなたが伝えるべき「部署異動を断る理由」の弁論内容例を、今日はご紹介しましょう。



 

部署異動を勧められたとき
上手に断る5つの弁論術

 

私が異動したら大変なことが起こる!


これは上手に伝えることで最も会社を納得させることのできる弁論です。自分が今の部署で大いに活躍していて、売上や部署内でのムードメーカー的な役割、マネージメントなどにおいて貢献度が非常に高いと自他共に認められている場合です。会社側からすると、今うまくいっていない他部署を立て直して欲しい、ということかも知れませんが、自分が離れることで悪影響が出ることを具体的な数字やこれまでの成果などで説明できるならば、移動命令が覆ることは十分考えられます。同僚達も一丸となってあなたがいなくなると困る、と援護射撃してくれれば会社としても考え直すしか他ありません。部署全体のモチベーションが下がったら、会社は大ダメージですから。

自分や家族が重病なのです!


精神的、または肉体的な病気で長期治療が必要であり、今異動すればそれに伴う心身への負担、或は地理的移動があるのであれば、主治医のいる専門病院に通えなくなるなどの環境悪化で、療養しながらの勤務ができなくなってしまうことを切に訴えて、辞令への配慮を願うパターンです。具体的な病状を嘘偽りなく誠心誠意伝え、病気と闘いながらも今の部署で落ち着いて仕事を頑張って成果を出したい、などと力説し、実際に努力を惜しまない姿勢を見せれば、会社側も無下にせずに余程のことがない限り異動を考え直すでしょう。病気により仕事に対していくつかの制限が発生する場合がありますが、病気になったからこそ生まれる他の人とは違う発想や意気込みと言うものもあるのです。

雇用契約書の契約内容と違う!


当初の雇用契約書に勤務地や職種が限定されていたからこそこの職場、仕事内容を選んで就職したと言うのに、引っ越しや職種変更を伴う人事異動を命ぜられた場合は、余程会社側に正当な理由が無い場合は拒否することが可能です。私は雇用契約時にこの勤務地でこの仕事をするということで合意して勤め上げてきたのですから、異動命令には応じられません、とはっきり主張しましょう。雇用契約書にはそれだけの力があるのです。社員から雇用契約書の件を持ち出されたら、会社側はそれ以上強く言うことはできなくなります。雇用契約書が無い場合、労働条件通知書でも証拠となりますが、雇用契約書のほうが双方が合意して共に捺印したという記録になりますので、雇用契約書のほうがより明らかな証拠となります。

退職強要のための権利乱用ではないか?


会社側が、反抗的であったり会社への貢献度が著しく劣る社員に対して、わざと慣れない部署に異動させることで、その社員を精神的に追い込んで退職させようとしていると考えられる場合があり、その前に何らかの改善策や指導がなく、いきなり異動の話が出て、あまりに不自然な異動で嫌がらせであると感じるのであれば、何故今自分が異動になったのかの詳細を納得いくまで会社側に説明してもらい対抗しましょう。その発言の中で退職強要する節が見え隠れしていれば、もっと事前に改善策を講じたり指導をしてもらうことを求め、一定期間の猶予をもらいましょう。ただし猶予期間後それでも尚、社員側に成長や改善が無いのが明らかであれば、社員側は対抗の余地が一気に無くなってしまいますので、その点は頭の片隅で覚えておきましょう。

タイミングが悪すぎます!


「マイホームを購入したばかりです」「もうすぐこの同じ街で仕事をしている彼と結婚することが決まっているんです」など、まさか異動はないと思ってプライベートで人生の転機を迎えていた時に、何ともタイミング悪く異動の辞令が出てしまうことも稀にあります。就業規則に異動もあり得ると書かれているならば原則として個人的な事情により拒否することは、組織の一員としてすべきではありませんが、一縷の望みを託して情に訴えて現状を話し、何とか回避できないかを一度打診してみるのも良いのではないでしょうか。社員も上司も、皆それぞれの事情を抱えた人間です。普段わからないプライベートな状況を知ったことで、方策を変える余地が会社側に生まれる可能性も無いとは言えません。何も言わずに我慢せず、一か八か言ってみましょう。

 

いかがでしたか。
近年では「私はキャリアアップや出世をせず、ずっとこのままの身分で良いので、異動をお断りします」と言い切る、怖いもの知らずの若者がいます。このような拒否理由では組織の一員として利益を上げる社員のポジティブさや向上心を感じることができず、弁論の余地はないと思われてもしょうがないですが、上記の5つのように、会社側に思い留まってもらえるような話の持っていき方を考えて、話し合いの場を持てるように努めてみれば、結果が変わってくる可能性も十分にあります。どうしても会社側が折れなければ、内容によっては労働基準監督署などでも相談に応じてくれますし、転職も視野に入れて考えてみてもいいでしょう。まずは勇気を振り絞って上司や会社に相談してみましょう。

まとめ

部署異動を勧められたとき上手に断る5つの弁論術

・私が異動したら大変なことが起こる!
・自分や家族が重病なのです!
・雇用契約書の契約内容と違う!
・退職強要のための権利乱用ではないか?
・タイミングが悪すぎます!

彩~Sai~